重度の多嚢胞性卵巣症候群なのに自然妊娠して流産した話

私は2か月連続で生理が来たことなんて人生で1度もない生粋の多嚢胞性卵巣症候群です。ひどいときは1年半以上にも渡って無月経だったので、当時30歳でしたが早期閉経なんじゃないかと思っていました。

エコーで卵巣を診れば、小さな卵胞がぎっしりと並んでいる典型的なネックレスサインがありましたし、AMH(アンチミューラリアンホルモン)は異常に高すぎるとお医者さんに言われました。あなたは1度も排卵したことがないでしょうとも言われましたね。多嚢胞性卵巣症候群でも、軽症の人なら周期が不安定なだけで排卵はあるので、私は重度だという診断だったのでしょう。

私は不妊治療を始めることに長い間勇気が出ず、1人目は8年間も体質改善に励んだものの一度も自然妊娠せず、重い腰を上げて不妊治療を始めて排卵誘発剤を使ったタイミング法で妊娠しました。今回の記事では、そんな私が2人目妊活中に、多嚢胞性卵巣症候群で相変わらずの生理不順だったにも関わらず自然妊娠したときの体験談を書こうと思います。

多嚢胞性卵巣症候群は2人目は自然妊娠できる説

多嚢胞性卵巣症候群は体質だから完治はしないというものの、2人目は自然妊娠できたという体験談をよく読んでいたので、1人目出産後は私も体質が変わって生理不順が治るんじゃないかと密かに期待していました。

しかし、そんな期待には反して、私の生理は10か月の授乳をやめた後も、3か月に1回くればいい方。

1人目妊娠前は、1年半こなかったことを考えれば、これでも改善なんだけれど、生理以外には、3週間周期で少量の不正出血が起こるし、ホルモンバランスは相変わらず乱れまくりだなと感じていました。やっぱり私は重度の多嚢胞性卵巣症候群で、自力で排卵するなんて不可能なんだなと諦め、2人目の不妊治療を始めるべく予約をしました。



コロナ感染からの自然妊娠と流産

よく諦めたら妊娠すると言いますが、まさか自分にもその奇跡が起きました。不妊治療を始めるための予約の直前に念のため妊娠検査薬をしてみたらなんと陽性が出ました。
1人目のときは検査薬を見たときは、涙が出そうなくらい感激しましたが、今回は驚きの気持ちが強すぎて偽陽性なんじゃないかと目を疑いました。

あまりにもその周期を振り返ると、受精卵にとっての条件が悪すぎて、これで妊娠して大丈夫なのだろうか、健康な子供を産めるんだろうかと心配でした。

なぜかというと、その周期の1週目の時点で、私も旦那もコロナに感染していたんです。

コロナ感染が受精卵に影響を及ぼすのかどうか調べてみましたが、出てくるのは妊娠中にコロナにかかった場合のケースや、コロナワクチンの影響の話ばかりで、卵子と精子の質に与える影響については情報が見つかりませんでした。でも、普通に考えて質の良い卵子や精子が育つには不利ですよね。

それだけが原因なのかは不明ですが、結果的に今回の妊娠は7週6日の時点で5週6日の大きさまでで成長が止まってしまい、繫留流産と診断されました。
もちろん、流産したことは悲しいですが、自分の体がホルモン注射なしでも排卵する力があるんだという事実は、私にとっては少し自信になりました。

他の女性には毎月ある排卵が自分にはない、子供を作るチャンスすらないというのは、女性として欠陥しているような、劣等感のようなものを何年にも渡って感じていたからです。

多嚢胞性卵巣症候群なのに自然妊娠できた理由

結果的には流産しましたが、コロナ感染という不利な状況の中、そして多嚢胞性卵巣症候群なのに自力で排卵し、受精そして着床までいけたのは、ストレスが少なかったことが一番の理由だと思います。その周期は本当にストレスが少なかったんです。

ずっとコロナにかかったらどうしようと感染を恐れて、スーパーなどへ外出するのもストレスだったけれど、自分も家族も実際感染したことで、症状が軽症で安心できたこと、これでしばらくは感染しないんだと思えたことで、一気に肩の力が抜けたような感覚がありました。そして、ずっと密かに期待していた2人目自然妊娠を諦めて、腹をくくって不妊治療をすることにしたことも大きかったと思います。

多嚢胞性卵巣症候群は簡単に言えばホルモン分泌異常ですから、やっぱりストレスの影響は大きいんだなと実感しました。流産を経た現在は、また自然妊娠に期待してしまっていて、不妊治療へのやる気を失ってしまったので、自然妊娠してよかったのかは分かりませんが、この体験談が多嚢胞性卵巣症候群で自然妊娠を目指す方や、私と同じように流産を経験した方の参考になればと思います。

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