かぎ針で編み物をするようになってから、初めて「これ手作りできそうなら、作ってほしいんだけど」と知り合いにリクエストされたものが『指掛け』でした。
指掛けとは指すりとも言い、三味線やマンドリンを弾く人にとっては必需品なのだそうです。度々買い替えが必要な消耗品で、1つ千円くらいするので、その知人が言うにはちょっと痛い出費なんだとか。楽器用品って結構お値段しますもんね。
私はピアノくらいしか楽器はやったことがなくて、その指掛けの実物を初めて見たのですが、簡単に作れそうだと思ったので、作ってみることにしました。あみぐるみの編み図作りに比べたら本当に簡単でした(笑)
初めて作ってみましたが運よく一発でいい感じに出来て、知人も満足してくれました。なので、今回の記事では、その編み図をご紹介したいと思います。
2パターンご紹介するので、お好きな方を作ってみてくださいね。
指掛け(指すり)の編み方
・必要なもの
毛糸(アクリルでも綿でも)
かぎ針5号(3ミリ)
必要なテクニックは、鎖編みと細編みのみなので、かぎ編み初心者でも大丈夫です。
・編み図
※以下、数字は段数です。()内は編み目の数です。
1.まず鎖編みを17個編みます。(17)
2-4.細編みで4段まで編みます。(17)
5. 5段目は、7つ目まで細編みで編みます。(7)
6-10.5段目同様、細編みで10段目まで編みます。(7)
ここからは、上の画像の黒バージョンとピンクバージョンで編み方が変わってきます。
まずは黒バージョンからいきましょう。
11ー13.13段目まで細編みで編んでいきます。(17)
そして、最初の4段も最後の3段も、それぞれ端同士を毛糸で縫って完成です。
次にピンクバージョンです。こちらのほうが簡単です。
11段目は、鎖編みを19個作って、最後は10段目に引き抜き編みをします。
そして、黒バージョン同様に最初の4段の端同士を毛糸で縫い合わせたら出来上がりです。
使う毛糸の太さによって出来上がりのサイズが多少変わりますし、手の大きさによって丁度いいサイズも違うので調整は以下の方法を参考にしてみてください。
・指にはめる部分がきついと感じる場合は、最初の目数を増やして調節してみてください。
・親指と人差し指の間の長さが足りないと感じる場合は、6段から10段の部分の段数を増やせば長くなります。
途中で色を変えて、色んなカラーの毛糸を組み合わせたり、小さなお花を付けてみたり、自分だけのオリジナルの手作り指掛けを是非作ってみてくださいね。