手作り納豆の作り方、失敗例や発酵時間など

海外在住の日本人の間では、納豆を手作りする人も結構いるそうです。外国人は納豆嫌いな人が多いですし、豆腐や醤油などよりも手に入りずらく、値段も高いんだとか。そういえば、卓球の福原愛ちゃんも海外で手作り納豆に挑戦したことをツイッターで呟いていましたね。

私は昨年から納豆を作り始め、コツを掴めるようになりました。今回の記事では、発酵時間や温度、保存方法などの手作り納豆の作り方と、それまでの失敗例から学んだ原因と対策をお伝えしたいと思います。納豆づくりは時間がかかりますが、想像よりは手順は簡単ですし、結構楽しいですよ!



手作り納豆の作り方

用意するもの

この分量で、納豆13~15パック分が出来上がります。

・市販の納豆半パック。どのメーカーのものでもオッケー。
・乾燥大豆300グラム
・ザルとボウル
・保温ボックス
・オーブン皿など耐熱性の容器
・ペットボトル
・圧力鍋
・温度計

手順

1.まず乾燥大豆を圧力鍋に入れ、たっぷりの水(大豆の約3倍)につけておきます。8時間くらいでオッケーです。夜寝る前に浸け始めれば、次の日の朝に次の段階にすぐ進めるのでオススメです。

2.圧力鍋を火にかけ、圧力がかかった状態で15分煮て、15分放置します。硬さは、簡単に潰せるくらいがベストです。その後、ザルにあげて水を切り、ボウルに移します。

3.市販の納豆から、半パック分(大さじ1強)を取り出し、ボウルの中で茹でた大豆とよく混ぜ合わせます。この作業は、大豆が熱いうちに行ってくださいね。

4.耐熱容器にキッチンペーパーを敷き、3を乗せて平らにし、アルミまたはラップで蓋をします。キッチンペーパーを敷くのは、水分が多いと発酵の妨げになるからです。また、納豆の発酵には空気が必要なので、このとき密閉状態にならないように適当に穴を開けておきます。ラップで蓋をするときに両端に隙間を作る方法でも大丈夫でした。

5.耐熱容器とお湯をいれたペットボトルを箱にいれます。私は発泡スチロールの保温ボックスを使いましたが、ペットボトルが入る箱ならオーブンでもなんでもオッケーです。また、ペットボトルの代わりに湯たんぽも使えます。いよいよ発酵スタート!

温風機も入れてみましたが、使いませんでした。

6.納豆の発酵に適した温度は40度前後なので、温度計を使って35度以上50度以下を保つようにします。温度が高くなり過ぎたら、箱を開けて冷まし、低くなり過ぎたら急いでペットボトルのお湯を入れ替えましょう。

7.発酵時間は24時間です。長ければよいというものでもありませんのでご注意を。

温度計の右の数値が容器内の温度です。寝る前にペットボトルを入れ替えて、朝起きたら36度でした。ギリギリセーフ。室温が高い夏でこの温度なので、冬は夜中に起きないとダメかな。

8.発酵を終えたら、納豆を別の容器に移し、混ぜてみましょう。糸を引いていれば成功です。

白い膜が張っています!

写真だと分かりにくいのですが、混ぜるとしっかり糸を引きます。大粒好きにはたまりません!美味しいです。

9.すぐに食べても美味しくないので、最低1日は冷蔵庫に入れておきます。3日目ごろが食べ頃です。

手作り納豆の保存方法

手作り納豆は、冷蔵庫で1週間ほど保存がききます。納豆は冷凍もできるので、それ以上は小分けにして冷凍庫に入れましょう。納豆菌も死にませんのでご安心ください。

解凍は、食べる前日に冷蔵庫に移せば柔らかくなります。

手作り納豆の失敗例

硬い

私が一番最初に納豆を作ったときの失敗は、硬かったこと。
この場合は、圧力鍋での茹で時間・蒸し時間を伸ばせば解決です!ちなみに、失敗したときは5分しか茹でなかったのです。

粘らない

発酵したはずなのに、粘りが少なく納豆というよりただの茹で大豆みたい・・・これは2回目も3回目も解決できなかった失敗です。これは、納豆菌が上手く行き渡らないのが原因ですね。

これを解決するために、大豆を入れる耐熱容器を大きな平べったいものに変えてみました。その結果、粘りが強い納豆が作れるようになりました。発酵するためには、大豆の重なりが2段、多くても3段になるようにしましょう。

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