「ヨーロッパの方が実は日本より紫外線が強いんです」とか、「ヨーロッパの夏は日照時間が長いから、夜でも紫外線対策を!」とか書いている人がよくいるので、どのくらいなのか調べてみました。
その日の世界各地のUVインデックス(UV指数)を見ることができるサイトと、リアルタイムでその時間帯のUVインデックスが表示されるサイトを使って調べました。どちらも海外のサイトです。
UVインデックスとは、紫外線の強さを表す世界共通の指標です。
1~2:弱い
3~5:中程度
6~7:強い
8~10:非常に強い
となっています。
日焼け止めが必要なUVインデックスは3以上です。
1年間調査してみた結果
今回は日本とヨーロッパのそれぞれ平均的緯度に位置する、東京とフランス・パリの2都市のUVインデックスを1年を通して比べてみました。
春(3月~5月)
東京:5~7
パリ:3~6
夏(6月~8月)
東京:8~10
パリ:6~7
秋(9月~11月)
東京:4~7
パリ:1~4
冬(12月~2月)
東京:2~4
パリ:0~1
違いが歴然ですよね?
冬でも紫外線対策を!と言っている日本のみなさん、冬にフランス旅行に行くときは日焼け止めを持っていく必要ないですよ!
UV指数0~1なんですから。
そもそも、緯度を考えれば、日本の方がヨーロッパより紫外線が強いに決まってますよね。
日本国内でも、北海道と沖縄の紫外線量の違いは1.5倍だと言われていますし。
北海道に住む人が、イタリア旅行に行くときに、「ヨーロッパの方が紫外線が強い」と言うのなら分かりますが、なぜか緯度比較はさて置いて「ヨーロッパは紫外線が強いんだ!」という認識している人が結構いるようです。